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四十にして惑わず

July 21, 2017

 

 

四十にして惑わず。

 

孔子という昔の偉い人はそう言ったそうですが、自分は40歳を超えても惑ってばかりいました。歳を重ねるごとに価値観が覆るような経験をしてきたため、「これが絶対」と言えることが減ってきて40代から更に惑っていたように感じます。寧ろ中途半端な成功体験と自信をつけた20代後半や30代前半の頃の方が真っ直ぐで惑っていませんでした。

 

自分は一度転職しているのですが同業種でも作り方や考え方は全然異なっていましたし、同じ会社内での組織によって考え方や作り方、役割は異なっていました。また時代と共に変化していくコンテンツや制作手法の中で自分が正解だと思っていたことが、実はそうではなくなっていくケースもありました。例えばゲームサウンドの制作手法では・・・


例1 携帯ゲーム機ではシーケンス再生を利用してメモリを節約する。

 →あえてシーケンス再生を使わないことで移植や再利用が容易になるメリットも。
  スマホやリマスター版などで再利用の機会は日々増えているために
  ゲームエンジン側で複雑な音作りをするだけが正義ではないということを
  知りました。時には複雑な音作りはただの自己満足とコストアップに繋がる
  可能性もあります。保守管理にも注意が必要になりますね。


例2)メモリを浮かせるために波形は圧縮する。

 →近年ハードの発達でメモリリソースは増加傾向にあります。あるアーケード
  コンテンツを制作していた時に当たり前のように音声波形を圧縮していたのですが、

  ある日圧縮をやめてみると…何ということでしょう。。。音が凄く明瞭になり
  立体音響の効果も増しました。ゲームサウンドではメモリ節約のために音は
  圧縮するものだという固定観念が吹き飛んでしまいました。1音1音ではあまり
  違いが分からなくても沢山の音が重なると圧縮音源と非圧縮音源の違いはより
  明確になってきますね。


例3)ミキシングは防音室内でキャリブレーションが取れたスピーカーで行う。

 →サウンド制作に関わる人なら当たり前のことに感じるかもしれません。しかし、
  この常識も自分の中で覆る経験がありました。あるアトラクション型の
  コンテンツを制作していた時にアトラクションの現場で自分が作った音を聴くと
  現地が騒音まみれということもあり、開発現場で聴く音とは全然違っている
  ことに愕然としたことがあります。同じスピーカーを使っているのに帯域
  だけでなく各1つ1つの音の音量バランスまで全然違って聞こえるのです。
  そこで制作ツールが現場にあったこともあり騒音まみれのアトラクション現場で
  再制作、再ミキシングを行いました。結果バランスが非常に改善されることに
  なりました。コンテンツの形式によっては騒音まみれの中でミキシングを
  した方が良い結果になることもあるんだなと、ここでも新しい価値観が入りました。


幸いにも?このような経験を繰り返してきたために物事の変化に柔軟でいられるようになった気がします。

 

ここで私が好きなビル・ゴールドバーグというプロレスラーの言葉が頭に浮かんできます。

 

「格闘技の素晴らしいところはその全てを一生かけても学ぶことができないところです」


プロレスが格闘技なのかどうかの論争はさて置き!格闘技はそれだけ奥が深く広い世界だということですね。

 

同じことがゲームサウンドにも言えるのではないかと思います。

 

ゲームサウンドといっても携帯ゲーム機やスマホ、ソーシャル、AAAのタイトルからミニゲーム。長時間遊ぶものから一過性のアトラクション型のものまで様々です。またジャンルもアクションやシューティング、ロールプレイングゲームやストラデジー、アドベンチャーなど様々ですし、世界観もコミカル、シリアス、サスペンス、ホラー、時代劇と様々。チーム編成や文化も会社によって違いますし予算規模やスケジュールによっても作り方は変わってくることでしょう。ゲームエンジンや制作ツールも様々なものがある上に日進月歩の世界です。全てを学ぶなんて到底不可能でとてつもなく深く広い世界がそこにはあります。

 

そんな世界だからこそ自分以外の多くのクリエイターをリスペクトできますし、日々の仕事に新鮮味を持って楽しんでいけるのだと思います。

 

制作面においては「惑わず」の境地に達するのは難しいかと思いますが、むしろこの先どんな「惑い」が出てくるのか楽しみな面もあります。どんどん新しい体験をしていきたいですね!

 

それと自分の生き方については惑わなくなってきたように思います。仕事においてお金を稼ぐこと以外の天命というと大げさなのですが目的みたいなものはハッキリとしています。

 

この先も色々あるかと思いますが、今後とも宜しくお願い致します。
 

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